投稿

12月, 2017の投稿を表示しています

12.5 久留米市出前講座学習会

イメージ
 社会的な問題にもなっている子どもの貧困について、久留米市という地域が、就学援助 利 用率が高くこどもの貧困が多いと思われる地域ということから、実態はどうなのか市 の 担当課の方を招いてきいてみようということで出前講座の学習会を 12 月 5 日に開催し ま し た。 当日は久留米市こども未来部こども生活課の方に講師に来ていただき、久留米 市 が独自で行ったども生活実態調査の報告していただきました。 こども生活実態調査の 結果は、回答率は半分程度で本当に困っている世帯ほど調査票に 記入してくれないなど の 状況があるとのことでした。また調査だけでは不十分なので市 内で子ども食堂を主催 している団体との懇談会を開催して実態のききとりを行い、「 お 母さんがメンタル疾患 をかかえていて子どもを学校に行かせない」「夏休み明けに痩せ て学校にくる子どもが い る」 ことなどが分かったとのことでした。 市としては困窮者対策として就学援助の案内を行っており、学年が変わるごとに10 0%配布しているのに読まないかたがいて支援につながっていないとのことでした。 また、貧困世帯でもゲームやスマホはもっているなど見た目ではわからない現状があ り、サポートを届ける仕組みを市としても考えているところとのことでした。 学生からは、「学校にいかせないという実態を聞いて衝撃を受けた。なんとかならな い のか?」や「他市町村との連携した対策は行っていないのか」などの質問がありまし た。 それぞれの質問について 「母親への支援方法を 模索している」 「市町村間の連携はでき ていない、こどもへの支援はこども子育て基本法によって全自治体が義務付けられてい るが、差がある、他市の手本とされるような取り組みをしたい」「久留米市は就学援助 受給率が高いので貧困世帯が多いように思われがちだが、他の自治体では就学援助の案 内を行っていないところもある中、久留米市は 100 %配布していることもあり、制度の 認 知が高いため受給率が高くなっており、イコール貧困世帯が多いというわけではな い」 との回答がありました。